ochiishi_plan 7期

「Cape Watershed / 残響」

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ワークショップ

 

 

「もしもし、こちら旧落石無線送信局!」ー立体絵日記で伝えあおうー

 矢島 与萌 + オクチシ隊

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    伝えたいことがある時、言葉にしたり、手紙やメールを送ったりしていますか?
    文字にして、相手に渡す。これは昔から想いや出来事などの大事なことを『伝える』ために使われてきました。
    日記には、過去の出来事を未来に『伝える』という役割があります。旧無線送信局も、目に見えない信号を使って、
    それを行う場所でした。
     
     今期は残響展の2回目として、この場所を訪ねたことのある若手作家が各々の表現をしました。
    19名の若者たちが、思考や価値観を作品という形にして発表する機会に、落石に暮らす子どもたちにも、
    ここから発信をする体験をしてもらいたいと考えました。
    
     そこで、立体の絵日記を制作しました。テーマは、会場である旧無線局やまわりの風景、そこでの経験や想像
    したことなど。過去にも来たことのある人は思い出を題材としてもいいし、初めて訪れた人は建物や周りの風景の
    独特な空気を感じながら、想像して未来日記にしました。
    
     できあがった作品たちは、それぞれの日常が織り込まれていたり、印象的な景色を反映したり、その物の向こうにいる
    作者の存在を感じさせてくれました。
     
     日記は個人的なものですが、立体作品とすれば他人に見せることができるし、文章も書くことで、
    絵や形だけではわからなかったことも、伝わったのではないでしょうか。
    
     タイトルの「もしもし」は「申し」(もうし)を連ね短縮された言葉で、これから話をしますよ、という意味です。
    『伝える』ことに重点を置いた内容にぴったりだと思い、名付けました。
    
             
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矢島 与萌         

2013年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科美術専攻油画・版画領域研修生修了

2012年 私は島へ着ました - ふしぎな石のある村から - / MEGIHOUSE 2012 VOL.6MEGIHOUSE (香川)
2013年 版と言葉 / 沖縄県立芸術大学付属図書館・芸術資料館2階展示室(沖縄)
       今日のたき火 / YEBISU ART LAB (愛知)
2014年 City Side / 愛知県立芸術大学サテライトギャラリー(愛知)

Web    http://www3.to/yajimatomoe